南条 幸子 Sachiko Nanjyo
プロフィール
幼少より母・南條みよしのもとでバレエを学び、1963年に橘バレエ学校に入学。以降、同校での研鑽を積むとともに、在学中から牧阿佐美バレエ団の全公演に出演し、実践的な舞台経験を重ねた。1968年に橘バレエ学校を卒業後は雑賀淑子に師事。1969年、故郷沖縄に戻り母の主宰していた「南條みよしバレエ研究所」を継承。「南条幸子バレエ研究所」と名称を改め、自ら主宰として沖縄におけるバレエ教育と舞台芸術の発展に尽力してきた。
帰省後、三大古典バレエ『白鳥の湖』『くるみ割り人形』『眠れる森の美女』を沖縄において初めて上演を果たした。 創作活動においては、「大自然」を主題とした壮大で詩的な世界観を特徴とし、優美さと力強さ、繊細さを兼ね備えた独自の舞台作品を多数発表。 代表作には『The Sea(海)』、『生命の誕生』、『Space and Time(宇宙)』などがあり、沖縄の地から発信する芸術表現として高い評価を得ている。 その功績として、2000年に沖縄タイムス芸術選賞奨励賞受賞、2011年には沖縄タイムス芸術選賞大賞を受賞。2015年には第18回NBA全国バレエコンクールにて指導者特別賞を受賞、同年には第37回(2014年度)琉球新報活動賞を受賞している。
また、1982年の日本バレエ協会沖縄支部の設立時から運営委員を務めるなど、教育・創作・運営の各方面で沖縄のバレエ界を牽引してきた。





















